歯周病専門医が語る歯周病治療の現実とあるべき姿

専門知識・経験がないと適切な歯周病治療はできません

歯周病治療は多くの医院で扱っています。しかし実際には専門知識や経験がない歯科医師はスケーリング・ルートプレーニング(歯石の除去)のみに徹することが多く、無駄に治療回数を重ねて患者さんに大きな負担がかかってしまっているという現状があります。

軽度の歯周病であれば知識や経験がなくても、浅い部分の歯石を取り除くことで治癒するかもしれませんが、ある程度進行している場合は話が別です。もちろん、歯石除去は大切な処置なのですが、それだけで治るほど歯周病治療は簡単なものではありません。

また最近では、一部の歯科医院がパーフェクトペリオと呼ばれる口腔機能水を用いた歯周病治療を行っていますが、あれはあくまで歯周病菌の数を減らすものであり、単体では根本的な原因を取り除けないのです。

歯周病治療には治療全般の知識と技術が不可欠

歯周病の原因を根本的に取り除くためには、スケーリング・ルートプレーニングは大前提として歯周病治療以外の知識と経験が不可欠です。たとえば、歯周病になった場合を考えてみましょう。歯周病が進行して歯が大きくグラついた場合は、乱れた噛み合わせや歯並びなども適切に調整する必要が出てくるわけです。

したがって、私は歯周病治療にあたっては、歯周病の知識や技術だけでなく、矯正や外科処置、歯周組織の再生、インプラントなど関連するすべての治療についての知識と技術が必要だと考えています。歯周病治療はどの歯科医院でも扱っていますが、治療精度には大きな差があります。しっかり治したい、早く治したいという方は一度当院までご相談ください。

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